南座に観劇に行ってきました2020/12/16 11:27

 寒い夕方、南座へ吉例顔見世興行、
第三部の
「末広がり」と「吉田屋」を観てきました。
まねき看板
          (南座正面の招き看板)
「末広がり」
右近さんや米吉さんの掛け合いの軽妙さや美しさ。
長唄舞踊、素敵でした。

「吉田屋」
松本幸四郎さんをこの時期にもかかわらず関西で観られるなんて
絶対行きたい!と思ってました。
吉田屋の場面
             (筋書き本より)
 太夫の夕霧(中村壱太郎)に入れあげ
豪遊放蕩の末、勘当された若旦那役。

 色気があって育ちの品もある、表情や身体の動き。
気持ちを表す計算された動きなのでしょうが、
洒脱で軽快でおかしみもあって、嫉妬のさま、すねてる様子が
クスッとさせられます。
いかにもお芝居です。

 「末広がり」の
太郎冠者役で魅せてくれた尾上右近さんが
「吉田屋」では
浄瑠璃、
清元流
清元栄寿太夫として
美し声で
「吉田屋」の二人の心の内の声を唄う
その早変わりにビックリしました。
多才人ですね。

吉田屋の女将さん役の片岡千壽さんの柔らかくも優しげな
雰囲気もすごくよかった。

いつもと違い、
名場面での客席の拍手も
半分以下に抑えられた観客数で
心許ない。。
役者さんたちもさみしいだろうな。

 夜の街に繰り出すことも出来ず、
お弁当を仕入れホテルに缶詰状態の今回の興行らしい、
最終日の19日まであと少し。
興行がつつがなく
最後まで出来ますように。。。

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