大鹿村騒動記2011/07/26 13:19

原田芳雄
 先日の土曜、映画「大鹿村騒動記」を観てきた。
 やはり、原田芳雄最後の主演作品だから、
襟を正し観たかった。
そう思う人が多かったのか、だからか、ちっさめのシネコン座席は、
髪の薄くなった年配人でほぼ満席。
節電温度設定で暑いくらいだった。

 長野県大鹿村で300年も続いている「村歌舞伎」
その何に心揺さぶられ、演じたのか、
知りたい知りたいという気持ちが先走ってしまったけど
もっと単純に楽しむ方がいいなって、途中から思った。
 映画の中、おひねりを出すタイミング、
その多さがとても面白かった。

 人とのつながりはややこしく絡まることも多いけど、
”何とかなるさ~”と
そこに吹く風に乗るってかっこいいです。

 映画の前、本屋で辺見庸の新刊
「水の透視画法」を見つけ買った。
彼も癌を抱え心に訴える言葉を紡ぐことに
いのちをかけている。

 原田、辺見、この二人には
何か共通するゆるぎないものを感じる。
私ももう少し、言葉を大事に使えたらなと思う。
この本もじっくり読んでみるわ。

0歳からのごほうびクラシック2011/07/26 14:36

レトロなピアノ
24日の日曜、午後5時~午後6時半の
赤ちゃんも参加できる珍しいコンサート
(パリからの風
~0歳からのごほうびクラシック&おやつ)に
娘家族と共に行って来た。

場所は三条衣棚通「ちおん舎」
  http://www.chionsha.com/

オーボエ・坂川奈緒子さん、ピアノ・中本陽子さんのデュオ
  http://obpf.blog58.fc2.com/

おやつ新報
  http://www.oyatsu-shinpo.com/

こちら主宰の多田千香子さん~おやつ制作~が
ピアノの中本さんと知り合い、企画を進めてくださったもの。
普段はヨーロッパで活躍中のお二人が
夏休み帰省するこの時期に
と「初めての赤ちゃんOK!コンサート」となった。

見た感じ、乳幼児と若いお母さん、お父さん50~60人ほどの
観客で、町屋作りの「ちおん舎」畳の間に座布団や椅子があり、
好きなところに座る。
我が家の0歳、3歳のオマゴチャンは一番前、
オーボエのほぼ前に座り、寝ころび、
ぽか~んとその初めて聞く音色、息づかい、
指の動き、綺麗なお姉さんに
見とれてた。
0歳の子も凝視できる時間は5分ほどでも
じーーーっと見つめていた。
それでも1時間以上の演奏を聴き続けるのは
「ちょっと長かった、長すぎるわ」と
3歳ちゃんは言ってましたが。(笑)
(あとでごほうびにもらえるおやつを楽しみに
ちょっと我慢していたらしい)
私は楽しかったわ。
ピアノは
ちおん舎の大ばあさま(名古屋の松坂屋のお嬢さん)が
お嫁入りのときもってこられたものらしく
レトロな響きだったらしい。
(ピアノの中本さんがおっしゃってた)

プログラム

 エルガー  愛の挨拶
 リムスキー=コルサコフ  熊蜜の飛行
 リスト  ああ!私が眠るとき
 ドビッシー ゴリウオッグのケークウォーク
 プッチーニ 誰も寝てはならぬ
       (オペラ・トゥーランドットより
 ショパン  バラード第3番 0p.47(ピアノソロ)
 日本の歌~中田義直 夏の思い出
         山田耕筰 待ちぼうけ
 シューベルト  アヴェ・マリア
 カリヴォダ   サロンのための小品 0p.228

 終演後、近くの三条通りにある「伊右衛門サロン」でご飯を食べ、
食後、店の前を通る祇園祭の還幸祭を少し見て帰宅。 
 3歳のオマゴチャンは初めてのお出かけ夜遊びで興奮。
寝ずにキョロキョロ幸せ~。(笑)