町家カフェ2012/11/06 10:59

 日曜日、用事で清水界隈まで来たついでに、
石部小路
              (石塀小路)
長女の大学時代の友人がやっている
町家カフェ、「をちょぼ庵」に
をちょぼ庵
初めて寄ってみた。
 http://www.ochobo-ann.com
 古~~~い!築150年の町家(伝統的重要建造物指定)を改装し、
昨年の11月か12月にオープンしたようです。
軽食と甘味ですが、季節によりいろいろメニューをかえたり
工夫しているみたい。
甘み食感は口当たりやさしくあまさ抑え気味で美味しい。
 学生時代はスクスク大事に育てられた綺麗ですらりとしたお譲さん!でした。
が、さすがに独自のオーラを持ちナチュラルを大切にしている雰囲気の女性に変身。
彼女のまわりをゆったり時間が自然に流れている感じの成長にうれしさと頼もしさを感じた。
改装前、改装中の写真集も見せてもらった。
こうやって残して繋いでくれる人がいる町家は辛うじて残っていきます。
ここも改装前はおばあさん姉妹が住んでおられ、お姉さんの方が亡くなられ、
妹さんの方は今85歳で岐阜で暮らしてらっしゃるそう。
「もうこれが最後かも」言いながら2回遊びに来てくださったらしい。
このお皿、
お福皿
ぱくっと食べちゃったけど
おちょぼマカロンがのっていました。影の当たり方のせいか、
膨らんだお面に見えません??



戻ってきた傘2012/11/12 13:31

 先週オマゴチャンを抱っこしながら傘差して近くのコンビニへ。
傘を忘れてきたのに気づいたのがお出かけ間際の昨日の雨時。
 無造作に入り口近くに立てかけてきたし、
日日もたっているしもうなくなっちゃってるやろな~~思いつつ、
急いでいたのでそのまま外出。
 今日、コンビニで買い物をし、「あのう、つかぬことをお聞きしますが、、、、」と
レジで聞いてみたら「ちょっと見てきます」と奥に行かれ
「これですか」
「そうです。あったんですね。もう諦めていたのにうれしい!ありがとうございます。」
心うきうき帰ってきた。
 今4歳になるオマゴチャンは娘が産後8週過ぎの超早い職場復帰をしたので
「よっしゃ、任せとき~」と不安を隠して手さぐり孫育て。
生後2カ月からチャイルドシートにごろりデビュー。
この傘にも
傘
送り迎え、通院、お散歩等々散々お世話になってきた。
ワンタッチ、大きくてそして何より軽い。
今は、1歳8ヶ月の次男くんと活躍中のこの傘。
 取っておいてくれたコンビニの対応に感謝感謝。
ほんとに気持ち良く深々と腰を折りました。
もう忘れないように気をつけるから
もうしばらく
長いおつきあいをしてくださいね、傘さん。
そしてニコニコいい笑顔で渡して下さった店員さん達、
ほんとにありがとう。
ススキ



雨降りの日2012/11/18 23:21

 土曜の朝、
我が家に置きっぱなしだった末娘ん家の車を新居に配達し、
そのまま、住宅街やら公園を
公園
いくつか廻り、
雨に濡れてるおちばを拾いながら1時間かけ帰宅。
拾った落ち葉

濡れた手が少しかじかんでしまった。
歩く人も少なかったけど、走ってる人とすれ違いながら静かなひと時を楽しんだ。
落ち葉のペンギン
         (落ち葉で作ったペンギン)
 その後家で、粉のグリーンクレイとカモミールウオーター、月見草油、
それと精油のラベンダーとゼラニュームを数滴ずつ使用、
来週久しぶりに会う友だちにプレゼントするパックを作った。
これは私がとても気に入っているなかなかリッチな自慢のパック。
程よくお顔の汚れを取ってくれて、しっとり感も与えてくれる。
 さてシトシト雨が降っているから洋服にしようか悩んだけど、
発水性があるみたいに感じる光沢感と滑りの良い村山大島の
紬を着つけ、伏見の清和荘での
着物
会食に出かけた。
 足袋が濡れないようカバーを付けて行ったがほぼ雨も止んでほっ。
次女のお相手のご両親との食事でしたが、
お料理
    (銀杏や手毬寿司の乗っている籠は昆布で作ってあり、これも食べられた)
とても気さくで明るい雰囲気の方でこれまたほっ。
この人たちが育てた息子さんならきっとあかるい幸せをくれるでしょう。


食のドキュメンタリーを観に行く2012/11/22 13:52

 先日、友達2人とココン烏丸で待ち合わせ、3Fの京都シネマへ。
 今年88歳米寿を迎えられ、ますます先鋭な料理家・辰巳芳子さんを撮ったドキュメント映画
「天のしずく」―いのちのスープ を
映画館入口
観てきた。
  (監督・脚本 河邑厚徳)
天のしずく→ http://tennoshizuku.com
 田か畑か山裾辺りで風に揺れる緑の葉。
草笛光子の朗読で「おつゆ」「おつゆが天の恵みでいのちの元、、、、」のような言葉が続いた。

 あ~懐かしい。
最近おつゆって言葉使ってないな~
小さい頃、「おつゆ、よそって」って母が言ったな~
 (お椀に鍋の汁ものを入れてという意味)
おつゆって確かに優しい死語にしたくない日本語やな
と思いながら画面を観た。
 辰巳芳子さんの
日本の食は日本の(自国の)土で賄うって事の大切さを
しみじみ体感、啓蒙しておられる姿にほんと!感服!
年を取られても背が高く凛とした美貌、
何より、木べらでお鍋をかきまぜる手の綺麗さに
近寄りがたい高貴な遺伝子を感じるような、
あるいはもう懐に入って信奉するしかないような雰囲気に
少し戸惑いもあったけど、
戦争末期、フィリピンに出征する夫と3週間だけの結婚生活。(戦死)
戦後勤めるもすぐ結核を患い15年の療養生活をされたと初めて知り
その佇まいのありようにすとんと来るものがあった。
 嬉しいことに
800円で買ったパンフレットに映画中のレシピがちゃんと載っていた。
一番に作りたいのは「玄米スープ」
玄米スープ

無農薬の玄米(1/2カップ)を洗ってしばらく水分を吸わせ、
小麦色になるまでいり、
昆布、梅干し1、水5カップで中火から弱火にし30分煮出す(エキスを抽出)
我が家には漢方薬を煎じる土瓶があるから、それで作ってみようかな。
 映画の後、昼ごはんをこんなところで
美郷入口
頂きました。
町家レストラン、
Ristorante 美郷( みさと )
http://mrmd.co.jp/misato/
(京野菜をふんだんに使ったイタリアン系のお店。
ワインもいっぱい並んでます。予約を入れておいた方が無難な
人気店)
 さてさて食べながらの
パスタ
     (ランチコースの中の↑一品)
映画話。
私が、
あの里芋の葉に貯まった水を
コップに入れて持ち帰り
料理に使うのかなと思ったらお習字の墨摺りに使ったんやと疑問を口にしたら
友の一人が、
七夕の頃、サトイモの葉に溜まった夜露を集めて墨をすり、
その墨で文字を綴ると字が上達する事やと教えてくれた。
 そうか、それが天のしずくとつながるんだねと納得。
乾田直播、畑としての大豆栽培の交互の作物作りが日本の食を支えるってことに
超感動していたら
滋賀県の友達に
うちの辺りではコメ作りの休耕田ではどこもみな大豆を作っているよと
当り前のことのように教えてくれた。
一人で観に行ったのではわからないことを教えてもらえる。
こんな観賞日もいいものだ。
 ポタージュのいろいろバリエーションも白和えも心臓焼き(厚焼き卵)も
丁寧にゆっくり誰かのために心をこめて作ってみるつもり。



贈り物探し2012/11/27 01:05

 ほんとにほんとにほんとの晩秋。
昨日、朝早く裏山と神社を歩き、
近づくと少し葉っぱが
縮れてたから

紅葉たちにお疲れさまと声をかけてきた。
これで何となく今年も
四季の一つを愛でたような
満足感を得たような。。。(笑;;)

 先日、(故)義母の二年分の年賀状をチェックしながらリストを作り
母の知人やお友達に喪中葉書を送ったのですが
二、三人の方から「知らなかった」「何が原因で」という言葉等々と共に
お心遣いをいただいたので、お礼の気持ちをお返しする品を探しに出かけてきた。
京都のひとはいなかったから、やっぱり京都っぽいものがいいかなとぶらぶら、、、、。
で、何となく、錦通りをうろうろうろうろ、、、、。
贈り物となるとなんかやっぱり難しいですね。
それでも楽しみながら右見て左見て、、、、(笑)
晩ご飯のおさぼりお惣菜を
ショッピング&お正月おせち品を
ゲット。
金時豆さんに書いてあった「豆には食物が成長していく活力が秘められています。
その豆の風味をそのまま味わって頂きたいと考え作りました。自然からの贈り物を
ご賞味下さい」にちょっと心があったかくなりました。
各お店、観光客用の、ちょっとおつまみ、食べ歩き品が増えてました。
 でも結局、贈り物はおしゃれ感も考え
四条河原町北東角近く、
京佃煮と京菓子の店 「永楽屋」の
www.eirakuya.co.jp/
寒天と砂糖からつくられた和菓子「琥珀」
にしました。
ここのお店のしいたけ等の京佃煮も三笠饅頭も大好きなんですけど。。。(笑)


玄米スープを作った2012/11/29 09:51

 先日観た映画「天のしずく」、
料理家・辰巳芳子さんのレシピから「玄米スープ」を
体調を少し崩している娘のために私も作ってみました。
玄米スープ


  材料:) 無農薬玄米40g  昆布3センチ角2枚
        梅干し1個  水3カップ

 作り方:)  ◆前の晩、玄米を洗いざるに上げておく(6時間以上)
        玄米を油気のない厚手鍋で いる。(鍋は中温でしっかり熱しておき、
        それを弱火と中火の間くらいの火力で小麦色になるまで いる。
炒った玄米

        (私の場合、量が少ないので5分弱で小麦色になった)

         ◆漢方薬を煎じる土瓶に、いった玄米、昆布、梅干し、水3カップを入れ
        蓋をしないで中火でふつふつ煮立つまで待ち、そこから弱火にし
        ほんの少し蓋をずらしてかぶせ、
煎じる土瓶
30分煎じる。

 とっても香ばしいいい匂いにほっぺがゆるみます。

 映画の中で長島愛生園の宮崎かずゑさんが、
長らく苦楽を支えあった親友の死期が近づいてきた頃、親友のために不自由な手で
木杓子をかき混ぜスープを作っておられた凛とした風格を思い出します。

 誰かのために一生懸命「いのち」を紡ぐ栄養満点のあったかいスープを作ることは
お互いの係わりをもはぐくみ前に進む力をもらえます。
 食はやっぱり「いのち」の源かなあ。

 スープカップに入れ(ステンレスポット)娘との待ち合わせ場所に配達。
「健康的なスープにあったまりました」メールがきました。
 私も残りを少し飲んでみました。
 玄米の自然な甘さにびっくり。ほんとにほっこりします。 

 あっ、この玄米のカスも
玄米カス
少しいただいてみました。
たくさんは無理だけど、少しなら摘んで甘みとやらやら柔らかさに
美味しさを感じました。