久しぶりに読破出来た本2010/05/28 21:46

  「ねじまき鳥クロニクル」村上春樹著
 夜、お茶碗を洗い風呂に入った後の至福の時間を使い
この三部作をなんとか読破出来た。
 結構本を落として寝ちゃうときも多く、
また逆に心波うち目がさえ、
あすの朝に響くと本を閉じたこともあったり、、、
それでも惹かれて
細切れ読書の為、ひと月もかかったけど
ねじまき鳥クロニクル
最後まで読めた。
やっぱり、村上春樹は、すごい。
おもしろい。
 時間や登場人物がシンクロし、事実は重くきつくても、
流れる空気はゆったり漂っている感じで
気持ちが焦らずに引き込まれるように物語の中に入って
毎日少しずつでも活字を拾っていけた。
 大事なことは時間をかけ、しっかり心の底まで
紐解いていくことでしか
本当のことはわからないし、
おもしろくもない。
 ストーリーはもう一度読まないと
かいつまんで人に伝えることが私には難しいけど
錯綜する時空間にも人にも
すごく魅力あふれるお話でした。
 今度読むときは間宮中尉と赤坂ナツメグさんに
気を入れて読んでみようかな。
薔薇

 それと、「大事なことは小さな声でささやかれる」って
言うようなことが書かれてあった思うのですが
このことの意味も次回は深く読み込んでみたい。
 わかんな~~いと諦めないで
心の本当の声と向き合っていきたい。
私はだいぶ遅れてるけど、
世界で200万部以上売れてる作品なんですね。
単行本1995年出版
文庫本1997年出版