読書の秋の始まり ― 2006/09/23 22:36
思うように活字が胸に染みてこなく、
ついつい読みかけの本がベット横に埃を被って
無造作に積んである。
そんな中、久しぶりに小川洋子著「凍りついた香り」を
一気に読んだ。
読めただけでも心地よかった。
香水を作る調香師の恋人が自死した。
なぜ?のなぞを紐解きながら、過去の彼を
訪ねていく中で、より彼を感じる豊穣な”記憶の泉”
そんな内容です。
小川洋子さんは上手い。
ところで、心の静けさって難しい。
私などいつも支離滅裂、あちこちに気持ちが散乱。
でも一度だけ、空気も音も止まっているような
安らかさの中で安堵しきっている
目覚めた後も気持ちが満たされていて忘れられない夢があった。
これもなかなか幸せな出来事。
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