トルコ映画を観てきました ― 2015/07/22 15:03
トルコに行ったことのある友達に教えてもらった映画。
カッパドキアが舞台のひたすら会話が多い映画という予備知識だけで
3時間15分観せて(魅せて)いただきました。
「雪の轍」
大67回カンヌ国際映画祭パルム・ドール大賞
国際映画批評家連盟賞
ほんまに小山のような、きのこのようなさまざまな岩窟沢山に
入り口ドアや窓がついていて
人が住んでいて
主人公は洞窟ホテルのオーナーで
カッパドキアそのものを初めてみた私はいきなりの景色にびっくりし
昔火山の大噴火で出来た岩窟を
そのまま暮らしに生かし、面白く美しいと思った。
映画というより舞台に感じた。
冬が長い北欧系のイメージがした。
パンフレットに監督(ヌリ・ビルゲ・ジェイラン1959年イスタンブール生まれ)が
チェーホフやドストエフスキー等の作品の影響を受けているって書いてあった。
これでもか、これでもかってくらい会話で相手を
(結局自分の内奥に還ってくるのだが)追い込んでいく。
相手を(妻であったり妹であったり、古くからの友人であったり、貸家のトラブルメーカーの弟=導師だったり)
相手を知るには会話で相手の懐深く入らないと
わかりあえないということか、、、。
音らしい音が少ない中時々流れる音楽が沁みてきます。
(パンフで見ると、シューベルト・ピアノソナタ第20番 と書いてあった)
妻は心の虚無を埋めるため学校を作る慈善事業を立ち上げ
夫が大金を好きなように使えと渡した袋を持って
家賃の払えない貸家の男に
使ってほしいと差出す。
男はいったん受け取り、
「これは息子の心が傷ついた分、これは俺の自尊心の分、
これはあなたの気持ちの分」
というようなことを言ったのち、
お金をすべて暖炉の火の中にいれてしまう。
そのときの涙と内にこもった彼の表情に
ぐっとくるものがありました。
お金で埋められない自尊心。難儀なもの。
沢山の貧しい人と一部の富めるもの。
そこに生きながら何が出来るか、、、、。
ごちゃごちゃ言っても滑り落ちていく。
良質な映画として ちゃんと楽しめます。(≧∇≦)
カッパドキアが舞台のひたすら会話が多い映画という予備知識だけで
3時間15分観せて(魅せて)いただきました。
「雪の轍」
大67回カンヌ国際映画祭パルム・ドール大賞
国際映画批評家連盟賞
ほんまに小山のような、きのこのようなさまざまな岩窟沢山に
入り口ドアや窓がついていて
人が住んでいて
主人公は洞窟ホテルのオーナーで
カッパドキアそのものを初めてみた私はいきなりの景色にびっくりし
昔火山の大噴火で出来た岩窟を
そのまま暮らしに生かし、面白く美しいと思った。
映画というより舞台に感じた。
冬が長い北欧系のイメージがした。
パンフレットに監督(ヌリ・ビルゲ・ジェイラン1959年イスタンブール生まれ)が
チェーホフやドストエフスキー等の作品の影響を受けているって書いてあった。
これでもか、これでもかってくらい会話で相手を
(結局自分の内奥に還ってくるのだが)追い込んでいく。
相手を(妻であったり妹であったり、古くからの友人であったり、貸家のトラブルメーカーの弟=導師だったり)
相手を知るには会話で相手の懐深く入らないと
わかりあえないということか、、、。
音らしい音が少ない中時々流れる音楽が沁みてきます。
(パンフで見ると、シューベルト・ピアノソナタ第20番 と書いてあった)
妻は心の虚無を埋めるため学校を作る慈善事業を立ち上げ
夫が大金を好きなように使えと渡した袋を持って
家賃の払えない貸家の男に
使ってほしいと差出す。
男はいったん受け取り、
「これは息子の心が傷ついた分、これは俺の自尊心の分、
これはあなたの気持ちの分」
というようなことを言ったのち、
お金をすべて暖炉の火の中にいれてしまう。
そのときの涙と内にこもった彼の表情に
ぐっとくるものがありました。
お金で埋められない自尊心。難儀なもの。
沢山の貧しい人と一部の富めるもの。
そこに生きながら何が出来るか、、、、。
ごちゃごちゃ言っても滑り落ちていく。
良質な映画として ちゃんと楽しめます。(≧∇≦)
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