神前挙式2012/10/14 23:40

 土曜日、秋晴れの良き日。
バタバタ訪問着を着付け、
姪っ子の結婚式に
神戸の某神社まで出かけてきた。

 甥や姪の挙式に参列6回目。
ホテルや会館が4回、教会が1回、そして今回の神社は初めて。
想像していたより大きな神社だった。
 はじめに参進の儀といって、
雅楽の調べの中、人力車に乗った新郎新婦を前に、
神社外の外周を参列の私たちも本殿まで行列で進んだ。
(雅楽演奏の人も奏でながら先導しながら歩いてくれてます)
後ろの方が「何だか皇族みたい」
我が家のまだ独り身の娘は小声で
「何だか見世物みたいで私は結婚式や写真撮影いらん気持ち、、」
でもいい天気やしおもしろいじゃんと私。
 
 巫女の先導で新郎新婦、
新郎両親、
新婦母親(新婦の父親は病気で亡くなられてるけどでも風に乗って喜んで参列してると思う)
新郎親族、新婦親族の順に入場し、斎主の拝礼に合わせ一堂が起立して神前に礼。
三々九度の杯を交わす。
一の杯においては、まず新郎が杯を受け、次に新婦、また新郎となる。
二の杯では、まず新婦、次に新郎、また新婦。三の杯は一の杯に同じ。
一二三の三度の杯を三回ずつ受けるので3×3=9ということで三々九度が成立。
これがいつ終わるのかしらと思うほど長く感じた。
これが夫婦になる厳かな気持ちをはぐくむのかもしれない。
 それぞれの親族もその後、杯をいただき、新しい親戚の契り?を交わした。
巫女の舞もなかなかおもしろかった。
 親族のみで執り行われた結婚式と披露宴。
そこには阪神淡路大震災で被害にあわれ引っ越しもされた新郎家族、新郎親戚の
深いきずなもあったようだ。
明るく気さくな雰囲気の新郎ご両親にちょっと安心もしたし、
私と新郎のお母さんの自分で着つけてきた感じは
他の粋なぴちっとした着付けびとの中、
素朴で味があるじゃんと私は思えた。
(あ、でも、新郎のお母さんは私と違い笑顔の素敵な美人母さんでした)