これぞ料理本 ― 2011/10/16 01:27
少し前、素敵だな!って手にした料理本。

新聞記事にも載ってましたが、老舗の京町家を保存していく
(重要文化財に指定されていても)資金調達も
なかなか厳しいようです。
そんな江戸中期創業の呉服商が生家の杉本節子さんが書かれた料理本。
本の「はじめに」の中、
「わが家に伝わる暮らしの備忘録『歳中覚』には、
年中行事の決まり事や折々の献立などが書き留められていますが、その献立からは
使用人を多く抱えていた江戸の昔は食費を安く抑えて節約に努めることが
生活の要だったことがわかります、、、工夫されたおばんざいは
そんな商家の日々の料理が基本になっています。」
そのシンプルでなお栄養も考えられた節約術を覗きたくて買った。
とりあえず作ってみた二品。
★かんたんひょうず(冷蔵庫にあったものでしたから野菜が少し違う)


★ごま豆腐


おくどさんで走り回って料理していた老若女衆は何人ほどだったでしょうか。
喧騒や湯気や下駄の音が少し感じられるような気がします。
今年のお節はこの中から幾品かつくってみようかしらん。
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