ごぜ唄を聴きに行ってきた2010/03/01 01:04

ごぜ唄の舞台
 今年も、年一度のブローダーハウスでの生公演、
生の三味線語りで聞く、越後ごぜ唄を聴いてきました。

 今回は「石童丸」のお話。

 石童丸の父、加藤左衛門は、筑紫の国の領主でしたが、ある時世をはかなんで家を捨てて出家。
高野山に登り、修業の生活に入りました。
出家後に石童丸が生まれ、
その後、石童丸は父が高野山で出家していることを知り、
母と共に高野に向かったのですが
高野山は女人禁制。
頑張って一人で山に登った石童丸は、途中一人の僧と出会い、
この僧は、石童丸の父でした。
しかし「そなたの父は死んだ」と石童丸に偽る。
石童丸が山を降り母に知らせようとしたら母は持病で亡くなっていた。
母を弔った後、孤独な石童丸は高野山に上って弟子になったけど、生涯父子の名乗りはしなかった、、、。

 というお話。

伝承者、萱森さんの、中途でお話しくださる説明は
なかなかわかりやすく、
伝承芸を曲げることなくそのまま伝えることが
孫から子、父母、爺ばば、そのまた上の爺ばばと繋がることが
人間形成にとても大きな大切なこととおっしゃることが
ある種ドキンと身にしみました。

 私も孫とかかわる身。
何分の一でも何かを伝えて行きたい思いがあります。

 萱森さんが新潟の方の保育園で子供たちにごぜ唄を
唄って伝えていることはとても大切なことに思えました。

 来年も頑張って上京して聴こうかな。

コメント

_ edaats ― 2010/03/02 10:17

今年もお越しいただきありがとうございました。
着物姿でなく残念(これもセクハラなんだそうです)。

また機会を作ってゆっくり上京されてくださいね。

_ つらら ― 2010/03/02 10:54

edaatsさま。
ごぜさんたちの大衆伝承芸が引き継がれて
唄われるってやっぱり凄いことだと思う。

それを地道にプロデュースし続けておられることに
「おっ!すごいなあ、、、」と敬服しています。

夏のあつ~い時期に着物を着て上京するのが
夢(非日常の極意)なんですが、、、(想像して爆笑??)(^o^;)
またいいものを教えてください。

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