うつ神楽を観てきました2014/11/09 09:58

 昨日の夕方から行われた
「石清水の無礼講 うつ神楽奉納公演」を
観させていただきました。
    http://www.iwashimizu.or.jp/saiten/one.php?seq=139
       うつ神楽
 うつ神楽は長野県の阿智村で六年ほど前からはじまった霜月祭で
その舞台以外で行われるのは今回初めてだそうです。


 五穀の実りを祝う儀式など
神事の儀式幾つか(儀式の名前は覚えられなかった)の後、
厳かな太鼓の始まりと共に雅楽っぽい音楽と
森の音を感じる演奏と共に人形師の飯田美千香さんによる
奉納の舞が行われた。

 ちゃんとした舞台でなく厳かな本殿の神事の間で行われた
舞はひんやりとした風も通り、空も見え、
芝居背景の森が体感でき、一言で言うととても面白かった。
 

 二百名近くの人が奉納儀に参列していたでしょうか??
前の人の後ろ姿で舞が見えにくかったけど、影を観て想像したり
音だけでイメージしたりの多々、、、それでもよかったなぁ。
 

 神楽とは読んで字のごとく
神と遊ぶことでもあるらしい。

 この「うつ神楽」は宮崎駿監督の原案をもとに
長野の神職の方が作り上げたもので、
誰もが心のどこかに持つ現代病でもある「うつ」
とどう向き合い、付き合っていくか、、、。

 この神事で神が湯玉の湯気と共に降りてくる
ほんとは夜通しの里人と神の遊びなんだそうです。

 同じものを食すということで私たち皆も
杯一杯の奉納玉露と、芝居の中で鬱玉が赤い女神の結晶となった
赤玉の代わりともいえる長野の市田の柿(農園からの奉納)を
一つずつ頂き
ご利益と健康のおすそわけをいただきました。