カフカの外套 ― 2005/11/01 14:12
秋です。
風呂上り、ソファの片隅で毛布に胸まで包まる
♪ホッとタイム
心の襞をゆるゆるって揺すってくれる短編は、
読むことの楽しさを教えてくれる。
「カフカの外套」新井 満著
これはフライングママちゃんの
・・で知った本。早速図書館にリクエスト。
沢木耕太郎著「檀」と河合隼雄著「猫だましい」と共に借りてきた。
新井さんはまず、タイトルを決めてから書き始めるタイプの作家らしい。
だからでしょうか、結構、タイトルがおしゃれで魅力的。
この短編集に収められているもので他にお気に入りは
「石棺」「千眼病」「斜塔の荷風」
自分が好きなカフカや荷風を短編トリックに取り入れるさまが
新井さんの人となりを表しているようで
読みながら新井さんを空想するのも楽しい。
(本の帯に載っていたひげ面と黒縁めがねの奥の目、
結構好き!)(^。^;)
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