うきうき探し帖（心象スケッチ）

　うまれて初めて上野公園に行ってきた。
　目的は国立博物館の「プライスコレクション　若冲と江戸絵画展」
　ジョープライスさんというアメリカ人が半世紀ほど前に収集した
コレクションを日本の若い人たちに見て欲しい、ジャパニーズアート、伝統を
大切にして欲しいと今回の展示になったようだ。

　ちなみに私は婦人画報で知ったのですが、
カリフォルニアのプライスさんのおうちが和も取り入れた素敵なたたずまい。
奥さんも美術史に深い、当時通訳をされていた日本人のえつこさん。

　掛け軸や屏風って静のイメージが強かったのですが、
プライスコレクションは動のイメージ。
生の賛歌や茶目っ気が感じられた。

　とにかく東京は人が多い！！なんでこんなに大勢なの？？

　でも初めて足を踏み入れた上野公園は心地よかった。

　広い空間、緑と風。
　円形に広がる感じの雑多な人がそれぞれ自分の空間を
楽しんでいる感じ。

　ちょっと怪しげな宗教団体の集まりが一片隅にあれば、
ギター片手に歌っている女の子のグループがあったり、
大道芸人が数人あちこちでパフォーマンスしていたり、
それをゆったり楽しんで眺めている老若男女の表情が
ぎすぎすしてなくて、なんか私もほっこり。

　ここは認め合う、受け入れあう、原点かなぁぁぁぁ。。。

　写真は南米（国を忘れた）からのトロピカル大道芸人のおじさん。