これぞ 暁斎! の絵を観てきました2017/07/11 11:19

 週末暑さに負け、

 夏着物の箪笥に手をかけただけで、
無理無理~~とスカートで、
JR京都伊勢丹7階の美術館へ。

 「これぞ 暁斎!」 (ゴールドマン コレクション所蔵品)展を
観にいってきました。

 河鍋暁斎(1831-1889)は、
時代が大きく揺れ動いた幕末から明治を生きた絵師で
様々な画法を習得した
周りから「画鬼」と言われるほど画業が好きだった人らしい。
頼まれたらそれを さささっと描くこともできたらしい。

 絵に詳しくない私でも
ん~~~、すごく よかったです!!!

 細やかな線と動きの軽やかさ、
動なのに心にストンと落ちる静があって
とっても楽しめました。

 蛙の学校、蛙の出陣、鯰の舟に乗る猫とか、
枯れ木に鴉等々、、

 (実際描くことが好きで好きで蛙なんか三歳くらいから描いていて
七歳で浮世絵師の歌川国芳に入門し、浮世絵を学んだらしい)

 そんな中、死期が迫った奥様を描いた幽霊図も
リアルだけど何となく愛を感じ、私は好きでした。

 骸骨やお化けが踊ったり春画もあって
でも59歳で亡くなる晩年は仏への祈りの絵を
たくさん描かれたようです。
 いい人生だったんやろな~~~。

コモンマロウ
       (我が家のコモンマロウの花が咲いてきました)
       (摘んで乾燥させハーブティーにしたいです)
 


イベント 「タイがいっぱい」 へ2017/06/22 11:22

 タイに住んでいたときから
タイが大好きで 帰国後もタイの部族の女性の
自活手伝いをしてきた人のイベントを
遊びがてら見に行ってきました。

タイグッズ
       (購入してきたグッズやスープ・タイカレーの素)
 前の晩から作り始めたという タイカレーも
タイカレー

さっぱり辛味で 美味しかったです。
華工房の
オーナーさんの入れてくれたお茶いろいろ、
菓子も信楽焼きの容器も素敵!!
 友だちの彼女たちが
長く奏でているよし笛の音色も
優しく、透明感があり、
何より、幾つになっても一生懸命な
姿に 感じ入りました。

(先生について、もっと上達を目指すそうです)
よし笛ミニコンサート

 滋賀の人たちは琵琶湖という水瓶を護る
信念もあるからか、すごく足が地についていて
とっても魅力的です。
うらやましいです。

くらしのなかの藍染展へ2016/11/07 15:51

 三日の日。
 ひっさしぶりに会う友達と連れ立って
毎年出向いている今出川浄福寺下がったところ、
町屋風情の情緒あふれる場所での藍染展を
見に行ってきました。
 烏丸通から路地をくねくねしながら歩いたので
辧財天女の小さいけれど豪華に祭られた祠を拝ませてもらったり
白壁の素敵な帯屋さんらしき建物を観たりして歩きながら着きました。
 まだ準備中くらいの会場ちょうどの時間で一番手に近かったので
家主さんに建物の中(二階も)を見せてもらいました。
何度か訪れているのですがゆっくり見させてもらうのは初めてです。

 元は織屋さん。
京都市の景観重要建造物の指定を受けているので
外側は何割か京都市が支援してくれるらしいのですが
中はすべて持ち主さん負担なので
今後、次代が受け継いでいくのは難しいかも、、とおっしゃっていました。


(↑レトロで「素敵な電気の傘の斜め上に尖った鉄の部品は下の写真に
見える竹の竿を掛けて糸を干したものだそうです)←
↑あやふや聞きですが、、)


(今のご主人は家業を継がずサラリーマンになられたのでもう廃業して
だいぶ経つみたいです)
   (小さい赤い数字で13~23まで書いてあります)
       (↑友だちの  回  という作品)
       (説明してもらったのだけど、、、
        スンマセン、ちゃんとわかってなくて
        左右対称に見えるが
        布の折り方でちょっと違う。回っているイメージです。
        右回転)
       (友だちの作品で絹のストール)
       (一目惚れ、七千円で買ってきました。
        大事に使わせてもらいます)

嬉しい手紙2016/10/25 15:37

 最近手紙を書いてないしもらっていない私。

 夏にお泊りしたホテルの支配人から
こんな達筆の
お知らせとお誘いを兼ねた
お手紙と栞をもらい
うるっときちゃいました。(#^.^#)

 お仕事柄といえども
達筆っていいな~~手書きっていいな~~



日曜、秋を感じながら
溝蕎麦
       (田んぼのあぜ道のミゾソバ ↑)
竜王の鏡山コースを
歩いてきました。
384.8mの低山でも山頂は
ひんやり空気。
汗が冷え ぞくぞくするから 人目を気にしつつ着替えました。

 山頂近くの「竜王社」
山の神のオーラを感じる社です。
 しっかり手を合わせました。


素敵な屋上ボランティアガーデン2016/04/18 10:53

 このたびの地震で大きな被害を受けた
たくさんの被災者の皆様と亡くなられた方々の
お見舞いとご冥福を心からお祈りいたします。
 私たちには義援金を送るくらいしかできないかもですが 
心は寄り添っていたいと思います。

 ところで先日。
友達が長年続けている リハビリ病院の
屋上ボランティア庭園=マザーグース へ。

 「春の花が咲いてきれいだから、見に来ない?」

 屋上の緑化に興味もあり、大事なことと思っていたから
喜んで出かけてきました。
ボランティアガーデン

チューリップ


 
 緑と花色が相まってほっこりします。
 理学療法士の人とご老人が
花を見ながら歩くリハビリをしていました。
 案内してくれた彼女曰く
やっぱり鮮やかな色がないと綺麗と言ってもらえない、、、と。
 そやなぁ、、。眼も見にくくなってくるからね、、。。


      (↑これ、原種?のチューリップで毎年放っておいても
        咲いてくれるらしい)
 寒風もあたり日当たりも微妙な面もあり、屋上のそんなに厚くない
土の上で立派に咲く花と緑樹に、そして何よりほぼ一人で
庭園造りに楽しみながら奔走している彼女を
心から尊敬します。

 彼女の自宅庭も寄せてもらい、丈夫でしかも増え、
誰でも育てられるという綺麗な花も咲く「アカンサスモリス」と
レモングラスの苗とピンク紫蘭をいただいちゃいました。
  (↑後日UPしたいと思う、、)

 あ、あ、ありがとうございます!!! !(^^)!



にがおえイベントを見に行ってきました2016/04/07 16:07

 一昨日、
久しく!!会っていない(5~6年は、、、)('_')
愛媛の友達が
「桜満開の京都へ二日間、にがおえを描きに行くよ~~」
連絡をくれたので

銀閣寺近くで借りたらしいレンタルスペースまで
出かけてきました。

 少なかったらさくらになって座ってねっていわれたが、
なんのそのその(#^.^#)、、、。

興味津々の人でいっぱいでした。
にがおえ会場


 昨今の観光客の国際化で
7割以上の方が
アジア系を中心の海外の方々っぽかったです。



なんといっても!

二分で仕上げ、一人100円!!

ペアで150円!!

安い!!

速い!!

 海外の人には特に珍しくて 貴重な体験のようです。

 定年退職をされる前から休日等イベント会場を回ったりで
趣味と人柄で続けてこられた仲良し夫婦!!

 一度京都でやってみたい!!という
ご主人の希望で桜見物がてら来たそうです。

 レンタルスペースは二日で2万円。
     (田舎より安いのよ~と。)
展示会場
      (有名人のにがおえが沢山と一言言葉と絵の色紙が
       展示されていました)

 描く色紙は 地元業者の方から安く仕入れるので
何とかこの値段で描けるらしい。
赤字だけど楽しみだから、、、、と。

 あったかい二人に 頭が下がります。

 初日、130人は描いたかなと言ってたし
来年も来られるでしょうか、、、。

私もちょっと人波の途絶えたすきに
スマホ画面で無理やりお孫ちゃんを描いてもらいました。




イーハトーブの魔法の詩・DVD2015/07/15 13:34

 私が心から尊敬する
芝居小屋(劇場)オーナーのAさん。

 若い劇団員たちを育む一翼を担っている彼女ですが、
そのブローダーハウス  http://broaderhouse.info/  が
出来て今年で10年目。

 ここまで続けるのは大変なことも多々あったでしょう。

 先だって10周年記念公演 
第一弾として
「イーハトーブの魔法の詩」が
         原作 宮澤賢治
   脚色・構成・演出 高橋清志
            (Ks Company  http://kscompany2001.jimdo.com/ )
公演されました。

 10周年、お祝いもしたかったし行きたかった。
行きたくてたまらなかったけど行けなかった。
 
 そしたら何と!Aさんから、
「防犯を兼ね、毎公演をDVDに撮っているから
暗くて臨場感は薄いかもですが雰囲気だけでも味わって」
と 
送ってもらったDVD
DVDを送っていただきました。

 感激です!!!!!

 宮澤賢治の童話作品の中から三つ。

 最初は 
「どんぐりと山ねこ」

 これは賢治も好きな幻燈フィルム調で
朗読と写実自然風景と一郎や山ねこのイラスト画と音楽が
上手く融合し
このゆったりめ時間のj流れ、構成方法。
私的には一番好きかも知れない。

 大谷バレエスタジオの生徒さん(松本真奈美さん)が
友情出演され、
バレエで童話のお話の世界を踊ってくれたのが
すごく新鮮で魅力的でした。

 二番目は
「セロ弾きのゴーシュ」

 やっぱりこの作品は音楽がいいです。
舞台の使い方も面白い。
ネズミの親子もかわいらしく演じて楽しかった。
タイツ姿でひざを抱える場面から踊ってくれたバレエにも
すっごく引き付けられた。

 三番目は
「注文の多い料理店」

 入口のドアを回しまた回しで場面転換が
舞台上でリアルに表され
とても面白かった。

 小さな舞台を最大限に表現できるってことに
とても驚きを感じます。

 朗読と芝居、音楽。そしてバレエダンス、、、、。
三作品ともこれらをミックスしつつ
表現方法がそれぞれ違い、
どれも楽しめ、
すーーーっとイーハトーブの魔法の世界に
入って行ける感じがした。

 「Ks Company」の舞台、生で一度観てみたい。

 まだまだ全然わかったと言えない賢治ワールドですが
時々ほんま、文字に頬ずりしたくなる。

 私が持っている絵本の絵はすべて「小林敏也」さん。
画風も好きですが青(藍)い色が好き。
本(賢治 宇宙)

賢治の絵本

猫の事務所
         (大好き!)
好きな場面の絵
       (獅子が窓から覗いている絵が好き)

読書(今年の目標)2015/02/09 10:57

 「ミラノ霧の風景」をふと手にして読んだ20年近く前から
須賀敦子さんのエッセイが好きなのですが、
時々誰かに薦めたくなったり
貸したまま本が散逸してしてしまったので
文庫全集(全8刊)を買い、順々に今年中に読んで
憧れの須賀さんの内面に近づいてみたいというのが
今年の読書の希望です。
須賀敦子本


 今まで漠然と読んでいて、
自分の中で凄い!って思う一番は須賀さんの孤高な人間性。
 美人で育ちも良く努力家で人付き合いもよく、
それでいていつも、
ご自分の良質な孤独を中に住まわせていた人って感じなのですが、
今年じっくり(←あんまり自信はないのですが、、、)
読むことで、カトリック教徒としての
須賀さんをも感じることで、
須賀敦子
        (↑このDVDの風景も素敵で時々ポーッと眺めてる)
もう私自身、
ただ単に死までの時間をボーーーーッと消化するだけでなく
終章を意識してみたいのです。

 あまり重く考えなくて
サラッと飄々と考えられたら嬉しいのですが、、。
エッセイで心の琴線に触れたことも
またおいおい少し書けたらなあって思います。